上司になってはいけない人たち
上司になってはいけない人とは・・・
人事教育コンサルタントである本田有明さんが、「最近の若者は」ではなく「最近の管理職は」とクライアント先からの相談が様変わりしてきたといいます。
本書では、著者が実際に見てきた問題の上司がどのようなタイプなのか、傾向と対策、処方箋などを説明しています。
部下をつぶす上司ワーストランキング
自分が上司の立場だとして、仕事の流儀と呼べるものがあるのか、自問しましょう。
《危険レベル》で罪深さを分類する
①部下を育てる意欲も能力もない =《危険レベル1》
②会社や部下の文句ばかりいう =《危険レベル2》
③その場そのときの気分でいうことが違う =《危険レベル2》
④部下の意見や提言を無視する =《危険レベル3》
⑤自分の好みで部下を選別・排除する =《危険レベル4》
ドラッカー著『マネジメント』で「本当の資源は一つしかない。人である」とあります。つまり、「すべての経営資源を有効に活用し、組織の成員の自発的な協力とともに、所期の目標を達成すること」です。
上記の問題の上司の例は、その真逆を行っているといえます。
上司になってはいけない人たち
1_問題があるのに「ない」という《無責任上司》
2_自分が「問題そのもの」になっている《鈍感上司》
3_何もしないで会社の評論ばかりする《負け犬上司》
4_「ほかにやることがある」でごまかす《煙幕上司》
5_その場しのぎの対応に終始する《お調子者上司》
このような人がマネージャになってしまうことが問題です。もしこのような人が上司になってしまったら、上司に対して怒りをぶつけても時間の無駄ですので、自分のスキルアップに集中しましょう。
部下をつぶす上司の実態
1_気に入らない部下を排除する《暴君上司》
2_できる部下の足を引っ張る《やっかみ上司》
3_なんでも他人のせいにする《卑劣上司》
4_「会社の敵」をつくってしまう《傲慢上司》
5_部下を不正に巻き込もうとする《極悪上司》
プレイヤーとして優秀な実績を上げ、その勢いでマネージャーになった人に多いのではないかと思います。(5は分かりません)
優秀なチームに上司はいらない
上司の役割とは、部下が働きやすい環境を整えること。その結果、良い意味で上司の存在感が無いということだと思います。