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日々の実践と学びの備忘録

転職は裏切り行為なのか?

終身雇用が絶対的でなくなった現在、転職は裏切りという風潮も薄れつつあります。

それでも、一部では現在でもそのように考えている企業が残っているようです。

 

憲法には職業選択の自由が明記されています。

ですので、裏切りでも何でもありません。

もし、退職を伝えた際に裏切りだと言われた場合、感情的な話になってきます。

動揺せずにいられるように自分の考えをしっかりと持ちましょう。

 

 

なぜ裏切りと言われるのか?

一昔前の日本では、終身雇用(一つの企業に定年まで勤める)が基本的な考え方でした。

そのため、古い組織体制や理念を持つ一部の企業が転職に対して裏切りと見なす傾向があります。

1 コストをかけて社員を育てた

企業は、新入社員を育成するため、コストをかけて教育体制などのスキルアップに繋がる環境を用意します。

企業側に「社員を育てた」をいう意識が根付いているため、世話した社員が会社への恩義を忘れてしまったかのような受け止め方をされてしまいます。

2 退職後のフォローにコストがかかる

従業員が退職することで、補充や業務の調整などにコストがかかります。

「会社に損害を与えた」と企業側が認識してしまいます。

裏切りの背景

社員の育成にはコストがかかります。

「これだけのコストをかけて育ててやったのだから、その分社員は時間と労力を提供するべきだ」というのは正論に思えます。

これは社会的交換の考え方です。

しかし、社会的交換には大事が要素があり、両者が信頼していないと成立しなくなってしまいます。

「裏切り」と言う会社は、組織マネジメントが機能していません。 

裏切りでも何でもない。ただ一つ気を付けたいこと

引継ぎは確実に行い、残る社員に余計な手間をかけさせてしまうのは避けましょう。

そして、転職への考えをしっかり持ち、感謝の気持ちを示すことが重要です。