Live positively!

日々の実践と学びの備忘録

転職した理由① クラッシャーに屈した

約3ヶ月、ブログの更新を止めていましたが、リアルでは十数年転職をして激動の3ヶ月でした。このときの考えや感情を備忘録として残しておきたいと思います。

 

転職した理由① 上司が『クラッシャー上司』だった。

 

はい、まずはこれです。これが全てといっても過言ではありません。 

www.hasej.work

 

十数年前に新卒で入社したとき、上司が『クラッシャー』でした。

当時は、クラッシャーかどうかなんて判断できるはずも無く、クラッシャーの言動を素直に真に受けて自責することが多かったですし、まずは3年勤めるというマナーめいた何かもあったので、退職するなどとは考えてはいませんでした。

今、過去に戻って自分にアドバイスするなら、「時間の無駄と健康のためにも今すぐ辞めろ」ですね。

異動とかもあり、なんだかんだ続いた(続いてしまった)のですが、丁度数年前、私の上司として戻ってきました。

小さな会社だったので、部署が離れているときもその態度や言動で周りの人が辞めていく様子は見ていましたし、その扱いづらさから異動してきたことも分かっていました。

そしてなぜか、会社としての私の評価は、そのクラッシャーの下で生き残った部下第1号みたいな感じなのです。

なので、新卒新人を育成するためにはクラッシャー的な態度や言動で言うことをきかせる、というのが社風としてありました。実際、辞める人にはやる気が無い、根性が無い、目標を持っていないなどと言う社風でした。

そういう意味では、生き残った(残ってしまった)私がそのような社風を正だと認識させてしまったのかもしれません。

 

組織はトップから腐るという言葉通り、チームの雰囲気は悪くなりました。

チームの生産性を上げるには「心理的安全性」が必要だということは知識としてあったため、私以下のメンバーで打合せをするときは、できるだけポジティブな雰囲気で、自由闊達な発言ができる雰囲気づくりを心掛けていました。

クラッシャーに見つかると、その雰囲気も全否定、その成果も全否定されるためです。

 

クラッシャー上司は、クラッシャーが考える「正しいこと」であれば、部下に対してどのような態度や言動しても問題ない、という思考回路です。

皆の前で叱責するのはミスをした本人のため、そしてこう言われないようにしろという他のメンバーへのメッセージです。

そのメンバーにできるだけフォローしていましたが、この会社から離れたほうが本人にとっても幸せなんじゃないか?ってくらいに叱責されており、退職は時間の問題と思っていた通りに退職していきました。

クラッシャーとしては、気に入らない部下を辞めさせて満足気で、しかも組織の売上が低迷していることを理由に今のメンバーの一人に違う仕事をさせるようなことを言い出しました。本来の業務のしわ寄せを受けるのは私で、「会社のため」という大義名分でそれを通そうとしてきました。

ストレスなのか、水分を摂り忘れた脱水症状なのか分かりませんでしたが、一度会社の倉庫で倒れた(誰にも見つかっていない)ことで、転職を決断しました。転職自体は常々考えていましたが、決断した要因の一つはこの件があったからでした。

十数年勤めた会社を辞めるのはすごくエネルギーが要ることで、残っているエネルギーが尽きないうちに転職したことに対して、自分で自分を褒めたいと思っています。