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日々の実践と学びの備忘録

高圧的な上司への対処

「上司ガチャ」といわれるように、運悪く高圧的な上司の下で仕事をすることになってしまった人。

残念でした!

・・・で終わらせないよう、対処法を考えていきます。

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1 高圧的な上司ってどういう人間なの?

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の通り、まずは高圧的な上司について述べていいきます。

1-1 なぜ高圧的な態度や言動をとるのか?

1-1-1 無能であることを隠したい(自己評価が高い)

無能な人というのは、常に周りからの評価を気にしており、不安や焦燥感にかられています。(ここでいう無能とは、今の立場や役割において無能という意味です。上司であればプレイヤーとして有能だったため昇進したわけで、全てにおいて無能といいたいわけではありません。→ピーターの法則)

また、「上司は偉い」という考えを持っています。(終身雇用時代の年功序列の考え方です)

 

するとどうなるか?

 

高圧的な態度や言動をとることで、「自分は偉い」ということを部下や周りに主張しているのです。

ここで、高圧な態度や言動の標的となるのが

  • 反撃されない人
  • 反撃されても怖くない人
  • 反撃されても自分の地位や立場に影響が無い人

で、要は自分より立場が弱い人です。

つまり、自分より立場が弱い人に対して高圧的な態度や言動を行い、自分が偉くて有能であることを周知させたいと考えているのです。

1-1-2 部下をコントロールしたい

上司は無能であるため、成果を出したいという焦燥感にかられています。

そのため、自分が考えたとおり、指示したとおりに部下を動かしたいと考えてきます。

そこで、部下の行動が気に入らないと怒りの感情が沸いてくるのです。それが高圧的な態度や言動となって現れます。 

1-2 高圧的な上司はなぜ存在しうるのか?

このような上司のタチが悪いところは、プレイヤーとしては優秀だったことです。

そのため、部下が「上司は無能だ」と思っていても、会社としては上司の考えを優先せざるを得ないのです。

 

2 高圧的な上司への対処方法は?

 そんな高圧的な上司の下に配属されてしまったとき、どうしたらいいのか?

2-1 いつでも離職できる態勢を整える

すぐ退職しろというわけではなく、転職活動を進めるなどし、離職しても経済的に問題の無い態勢を整えておくことです。

つまり、「逃げ道」を作っておき、「現在の会社が全て」という思い込みを無くすことです。

上司から高圧的な態度や言動をされるということは、評価されない、ということです。

周りからも、ダメ社員と見られてしまうことになります。

そのような環境下に居ると自己肯定感が下がり、最終的に「自分に価値が無く、存在意義が無い人間だ」と負のスパイラルに陥ります。

しかし、離職できる態勢を整えておくことで、現在の会社で評価されずにいても、転職などして能力を発揮できる可能性は十分にあります。

そのように「逃げ道」を確保しておくことで、精神的な負担が和らぎます。

2-2 上司を無視する。自分のスキルアップだけに集中する。

「逃げ道」を確保したら、もう上司は怖くないのではないでしょうか。

最低限お客さんには迷惑を掛けないことが前提ですが、部下は自身のスキルアップだけに集中し、上司が何か言ってきても表面的な受け答えにとどめることです。

また、上司に関係なく部下が成果を出している状況になれば、どちらが会社にとって必要か周りの人からの評価が変わるかもしれません。

2-3 でも一度は反撃する。無駄な労力だったとしても。

状況にもよりますが、それでも一度は言い返してみることです。

言い返すことで状況が好転するかは分かりませんし、むしろ上司との間にさらに軋轢が深まる可能性もあります。

しかし、上司に「こいつは反撃してくる奴だ」と思わせれば態度が変わるかもしれません。

また、「今まで言えなかったことを言うことができた」ということは、何かしらの成長があったと考えられるのではないでしょうか。

3 まとめ

 高圧的な上司は無能なので社外評価は無しに等しく、今の会社にしがみついて「自分は有能で偉い」ことを社内で主張していかないと生きていけないのです。

そのような上司の下で仕事をするということは、部下にとってストレスになるだけでなく、仕事の能率が下がり評価も正当にされなくなってしまいます。

「自分は評価されていない」ことで悩んで心身に影響が出る前に、最低でも転職活動などの「逃げ道」を作っておきましょう。

「逃げ」は悪いことではなく、自分の有限の時間とエネルギーを別なものに有効活用するということなのです。