Live positively!

日々の実践と学びの備忘録

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「寝る子は育つ」のホント

なぜ睡眠不足が脳に悪いのか? 大人の脳の土台となる5-18歳までの脳画像を集積した結果、8-9時間寝ている子供たちは、5-6時間しか寝ていない子供たちに比べて、相対的に海馬の体積が大きいということが分かっています。(瀧靖之著 脳が目覚めたた1つの習慣) …

ビジネスメールの「お疲れ様です」「お世話になっております」は要らない

生産性向上のためには、業務の無駄なことは排除しなければなりません。 コミュニケーションツールの一つとして、メールを頻繁に使用している人は多いと思います。 そのビジネスメールで、マナーのように「お疲れ様です」や「お世話になっております」など、…

有能な従業員ほど会社を辞めてしまう理由

一番有能な部下が辞めてしまった、という管理職の悩みは多くあるようです。 離職の問題について、その部下に原因を見出して済ませがちです。 そのような管理職から出る言葉は、 あいつはおかしい、非常識な奴だ あいつは裏切り者だ といった、人格を問題視す…

返報性の原理とは?

返報性の原理は、恩を受けたら恩を返したくなる心理効果です。 返報性の種類 好意の返報性:こちらが好意を見せれば、相手もこちらに好意を示してくれる。 敵意の返報性:こちらが敵意を見せれば、相手もこちらに敵意を示す。 譲歩の返報性:こちらが譲歩す…

保有効果とは?

保有効果とは、自分が所有しているモノに高い価値を感じて、それを手放すことに抵抗を感じてしまう心理現象です。 保有効果が起こる理由 1、自分が持っているモノに愛着を感じる ザイアンス効果 2、自分が感じる価値は、他人も同じように感じるだろうと考…

業務効率化しても残業が減らない理由

なぜ残業が悪いかというと、長時間労働により作業効率が低下するためです。 スタンフォード大学の研究によると、週当たりの就労時間が50時間を超過すると、生産性が急激に低下するそうで、55時間を越えると大幅に低下して超過時間分の労働で何も生み出さない…

朝一のメール処理はNG!(脳と時間の効率的な使い方)

朝、出社したら「メールチェック」から始めていませんでしょうか。 朝というのは、脳が一番集中できる時間帯で、その時間帯の内に集中力が必要な業務をするのが効率的です。メールチェックのように集中力が比較的要らない業務を朝に行う人は、非効率な時間と…

生産性とトラブル処理

生産性を向上させるためには、 生産性 = 成果 / 投入した資源 の通り、成果を上げる、投入する資源を下げる、が挙げられます。 しかし、それは売上に直結する本来業務に対して適用されます。現実は、本来業務以外の業務、つまり顧客クレームやミスの後始末…

いつも忙しいということは?(トンネリング)

トンネリングとは、心理学や行動経済学用語で、何かに集中し他の事に意識が向かなくなる状態のことを言います。文字通り、トンネルの中にいると外の景色が見えなくなる状態です。 トンネリングのメリットは、一つの物事に対する集中力が高まることですが、デ…

「静かな職場」の問題点

静かな職場というと、従業員が黙々と業務をこなすことができ、良い環境と思われるかもしれません。 適度な緊張感があり、目に見えない活気に満ちた職場であれば良い環境といえそうです。 しかし、現実、「静かな職場」には以下のような状況にあることが多い…

組織活動に不可欠なこと。「心理的安全性」とは?

たいていの仕事は一人で行うことはできません。 そのため、集団で組織を構成して活動するわけですが、その場合、コミュニケーションは必要不可欠なものとなります。 コミュニケーションを何かに例えるとしたら、人体の中を流れる血液といえるでしょう。 血液…

ハインリッヒの法則とヒヤリ・ハットについて

ハインリッヒの法則とは、労働災害における経験則の一つで、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというものです。(研究者ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ) 上記の異常のことを、ヒヤリ・ハットといいます…

犯人探しよりも原因探し

ミスや事故が発生した際、犯人探しよりも原因探しを優先するべきです。 犯人探しをして何か改善されるのでしょうか。犯人探しをする人は、それで解決したつもりになっています。 合理的に考えられる人は、どうしたらミスや事故が減るか、人ではなく「物事」…

「なるはや」の罪

「なるはや」とは「期限は明示しないが、早くしてもらいたいのでなるべく早く」という意味です。 曖昧な指示で、いつまでやればいいのか分かりません。 このような指示を出す人は、その仕事の中身について理解が乏しく、時間を見積もることができないため誤…

「お前のため」の嘘

「お前のためを思って言っているんだ」と言われたとき、いかにも自分にとって良いアドバイスをされているように受けてしまいます。 しかし、そのまま受け取るのは注意が必要です。 なぜか? 「お前のため・・・」という人は、本当に相手を思って言っているわ…

素直さの強要

素直さは、人間としてより良く生きるためのスキルだと思います。 仕事であれば、教えてもらったことをいち早く吸収して成長できるようになります。 しかし、「お前は言うことを聞かないから成長しない。もっと素直になれ」と相手に強要するものではありませ…

ハロー効果とは?

ハロー効果とは、人や物を判断するとき、その何か一つが優れていたりすると、全体的に優れているように認知してしまうことを指します。これは優れているほうにも、劣っているほうにも両方あります。 つまり、身なりがしっかりしている人とだらしない人が同じ…

現状維持バイアスとは?

現状維持バイアスとは、変化することに対するリターンよりもリスクを重視し、現状を維持しようとする心理作用のことです。 例えば、目標を立てて行動しようとしても、行動の辛さにより諦めてしまい、結局目標を達成できなかった、なんてことは誰でも思い当た…

認知バイアスとは?

認知バイアスとは、認知心理学や社会心理学での様々な実験により得られた理論で、人間が無意識に物事を偏って認識してしまうことを指します。 もっと簡単にいうと、「思考の錯覚」です。目の錯覚があるように、思考にも錯覚があるということです。 有名な心…

他人を変えようとすることは無駄

「本人のためビシッと言ってやる。行動を正してやる」ということは無駄に終わります。 なぜか? 人は現状維持バイアスという機能により変われない生き物だからです。 他者の立場でどんなに正論を振りかざしたところで、本人にその価値観や意識が無ければ逆に…

転職における35歳の壁とは?

35歳を超えると転職が難しいと言われているようです。 なぜ35歳なのか? 終身雇用の時代では、40歳手前というのは課長などのマネージャーに上がれるかどうかの分岐点。企業としては、専門性もそうですが、マネジメントの経験を求めるようになります。転職市…