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日々の実践と学びの備忘録

メモを取る理由

メモを取る理由は、「忘れない」ためではない。「忘れる」ためにある。

何かをすぐ記憶しなければならないとき、それは脳のワーキングメモリに保存される。このワーキングメモリとは、一時的な記憶装置のようなもので、容量が少なく、後から記憶するものに上書きされてしまう。あれもこれもと慌てて覚えていても、何か一つ忘れてしまうのは、これが原因だ。

メモを取れば、後からそれを見れば思い出すため、ワーキングメモリに保存しなくていい。そうすれば、あれもこれもと覚えて置かなくて済み、スッキリとした脳で仕事ができる。

新入社員など、メモを取るのが悪いこと、自分の頭で記憶することが良いことと思っている人がいる。そのような人には脳の構造を説明すると納得してくれる。