組織活動に不可欠なこと。「心理的安全性」とは?
たいていの仕事は一人で行うことはできません。
そのため、集団で組織を構成して活動するわけですが、その場合、コミュニケーションは必要不可欠なものとなります。
コミュニケーションを何かに例えるとしたら、人体の中を流れる血液といえるでしょう。
血液の流れが止まれば生命活動が機能しないように、組織にとってもコミュニケーションが阻害されると組織が機能しなくなってしまいます。
コミュニケーションに必要な要素「心理的安全性」
コミュニケーションが活発な組織には「心理的安全性」がある、と組織論の研究者であるA・C・エドモンドソンはいいます。
「心理的安全性」があるということは、「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくその組織で働くことができる」ということです。
心理的安全性をつくるには?
「評価懸念」を生じさせない雰囲気づくりが最も重要です。
「評価懸念」とは、「他人から否定されたくない」と思ってしまうことです。
- 「変な意見を言って自分の無知がさらけ出されたらどうしよう」
- 「また厄介なことを言うやつがでてきたと言われたらどうしよう」
このように考えてしまい、発言などがしにくくなってしまうことです。
ですので、「評価懸念」を生じさせないためには、自由な発言を阻害しないようにしなければなりません。
そこで重要なのは、「リーダーシップ」です。
リーダーが実行するべきこととして、以下が挙げられます。
- 直接話をしやすい
- 親しみやすい
- 自分もよく間違うことを強調する
- 失敗を責めずにそれは学習する機会であることを強調する
- 参加を促す
リーダーが、メンバーの自由闊達な発言を否定せず、組織の中にポジティブな空気をつくることが大切であるといえます。
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