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日々の実践と学びの備忘録

「なるはや」の罪

「なるはや」とは「期限は明示しないが、早くしてもらいたいのでなるべく早く」という意味です。 曖昧な指示で、いつまでやればいいのか分かりません。 このような指示を出す人は、その仕事の中身について理解が乏しく、時間を見積もることができないため誤…

「お前のため」の嘘

「お前のためを思って言っているんだ」と言われたとき、いかにも自分にとって良いアドバイスをされているように受けてしまいます。 しかし、そのまま受け取るのは注意が必要です。 なぜか? 「お前のため・・・」という人は、本当に相手を思って言っているわ…

素直さの強要

素直さは、人間としてより良く生きるためのスキルだと思います。 仕事であれば、教えてもらったことをいち早く吸収して成長できるようになります。 しかし、「お前は言うことを聞かないから成長しない。もっと素直になれ」と相手に強要するものではありませ…

ハロー効果とは?

ハロー効果とは、人や物を判断するとき、その何か一つが優れていたりすると、全体的に優れているように認知してしまうことを指します。これは優れているほうにも、劣っているほうにも両方あります。 つまり、身なりがしっかりしている人とだらしない人が同じ…

現状維持バイアスとは?

現状維持バイアスとは、変化することに対するリターンよりもリスクを重視し、現状を維持しようとする心理作用のことです。 例えば、目標を立てて行動しようとしても、行動の辛さにより諦めてしまい、結局目標を達成できなかった、なんてことは誰でも思い当た…

認知バイアスとは?

認知バイアスとは、認知心理学や社会心理学での様々な実験により得られた理論で、人間が無意識に物事を偏って認識してしまうことを指します。 もっと簡単にいうと、「思考の錯覚」です。目の錯覚があるように、思考にも錯覚があるということです。 有名な心…

他人を変えようとすることは無駄

「本人のためビシッと言ってやる。行動を正してやる」ということは無駄に終わります。 なぜか? 人は現状維持バイアスという機能により変われない生き物だからです。 他者の立場でどんなに正論を振りかざしたところで、本人にその価値観や意識が無ければ逆に…

転職における35歳の壁とは?

35歳を超えると転職が難しいと言われているようです。 なぜ35歳なのか? 終身雇用の時代では、40歳手前というのは課長などのマネージャーに上がれるかどうかの分岐点。企業としては、専門性もそうですが、マネジメントの経験を求めるようになります。転職市…

仕事において熱意を見せる必要はあるのか

上司に「熱意が足りない」と言われたことはありませんでしょうか? 確かに、熱意を持って仕事に取り組むことは素晴らしいことで、熱意があったほうが成長も早いと思われます。 しかし、熱意とは上司から言われて見せるようなものなのでしょうか。まず仕事に…

パワハラは「学習性無力感」を引き起こす

パワハラ被害者に対して、嫌なら逃げればいいという意見があります。しかし、当事者から見ると、それができないから困っている、という声が多いのではないでしょうか。 その原因はとして、「学習性無力感」に陥っている可能性が高いのです。 学習性無力感と…

残念な上司(ピーターの法則とディルバートの法則)

なぜ残念な上司が多いのか? 上司ということは、組織内で出世した人で、相当の実力があるはずなのに・・・ これを説明するのに、「ピーターの法則」「ディルバートの法則」という面白い法則があります。 ピーターの法則 1969年、南カリフォルニア大学教授の…

期限通りに仕事を終わらせることについて

仕事が期限まで終わらない・・・。もっと時間があれば・・・。 という悩みを多くの方が持っているのではないでしょうか。焦って仕事をし続けるのはストレスになりますし、その結果成果がイマイチでは仕事をしたとはいえません。結果、仕事ができない人という…

できない、やらなくていいことは断ろう!

仕事をためやすい人の特徴です。 できないことは『できない』と断りましょう。 日本の文化の中には、仕事を依頼されたときに、断ることは悪いことという空気があるように思います。 しかし、できないことを受けて最終的に遅れたり、相手の期待に添えない結果…

自分にとっての「完璧」は悪!

仕事が溜まってしまう要因 仕事において、自分の持ち時間をあっさり使いきってしまう要因として、「完璧主義」があります。 世間では、完璧を求めることは「善」だと思われがちですが、素早く仕事を終わらせるという意味では少し考えなければなりません。結…

本の読み方

勉強の仕方としては、まずは今の自分の仕事に必要な知識を分かりやすく書いてる本を探しましょう。どれほどの名著であっても、読んで理解できなければ意味がありません。自分にとって理解できる本が、自分に合っている「良い本」と言えます。 そのような本に…

環境に自分の限界を合わせてしまう、ノミの法則とは?

ノミの法則という言葉を聞いたことはありませんでしょうか? 元々1m跳べるノミを高さ30cmの箱に入れておくと、ノミは跳ぶと天井にぶつかってしまい、高く跳ぶことができないことを知ってしまいます。そして、次第に30cmの高さしか跳ばなくなるようになります…

「検討する」は曖昧な言葉

ある事象について「検討してください」と言われたとき、どのように感じますか? 逆に、どのような結果が欲しいのか?と聞きたくなります。 曖昧な指示をしてくる人は、その事象について深く理解していないことが多いです。明確な指示ができないため、曖昧な…

長期計画は予想に過ぎない。臨機応変に対応する準備を。

長期のビジネスプランにおいて、計画を立てただけではいけません。 マーケットの状況、競合他社、顧客、経済など、コントロールできない要素がたくさんあるのに、計画を立てただけでその通り進むかのような気になっていませんでしょうか? 計画は、「予想」…

不具合やミスの原因は人ではなく「仕組み」にある

不具合やミスが起きたとき、追求するべきターゲットはその「仕組み」にあります。決して不具合やミスをした直接の担当者をターゲットにしないことです。 その時の担当者が不具合やミスを起こした当事者ではありますが、あくまでマニュアルという「仕組み」に…

権限委譲を進めるべき

どんどん権限委譲したほうがいい。委譲されたほうはやりがいと責任感が生まれる。 いつまでも、何人も書類にハンコを捺すのでは、誰に責任があるか分からなくなる。責任の所在を明確にし、その人に一任することが必要だ。 当然、失敗の責任も負うことにもな…

不要な業務の排除

仕事は、 しなくてはならない仕事 したほうがいい仕事 しなくてもいい仕事 に分けられる。このうち、2と3はしない。 スピードというと業務の行う速さに意識が向きがちだが、重要なのは不要な業務を排除することだ。 重要度と緊急度の2軸で優先順位を決める考…

細かいフォルダ管理はしない

終了したプロジェクトに関する資料など、めったに使うことの無いデータに関しては、そのフォルダの1階層目にガサッと入れるだけで問題ない。そのフォルダに何に関連したデータが入っているかが分かればいい。 検索する機能があるわけだから、検索して見つけ…

「仕組み作り」の大切さ

「仕組み」とは「誰が」「いつ」「何度やっても同じ成果が出せるシステム」のことです。 例えば、 自分の能力だけで、毎日30万円を売り上げる営業マン。 自分が営業に出なくても、「仕組み」作りを行い、部下10人で毎日240万円をう売り上げるのチームを作れる…

意味のある会議にするために

会議では、「未来」に焦点を当てる。 つまり、目標を達成するためにどうしたらいいのか、という議論をするツールにする必ことだ。 過去の報告は、経理や管理本部にまかせる。数字を回覧して終わりだ。現在の報告は、リアルタイムで報告する仕組みにする。 PD…

営業日報は要らない

営業日報は本来、目標を達成するめのツール、つまり手段だ。 それなのに、会社に帰ってきて、今日一日何をやったかと営業日報に打ち込んでいるうちに、なんとなく一日の仕事をやり遂げた気持ちになってしまう。そして、このような営業日報をマネージャーが見…

地位が人をつくる

人を成長させるのに最も効果的なのは、人を指導する立場になることだ。仕事で言えば、上司となり、だれかに対して指導・アドバイスする立場になる、つまりアイデンティティが変化することを意味する。 単純に立場が変わるだけでなく、責任を委ねられることが…

組織はトップから腐る!成果が上がらないときはスタッフではなくリーダーに問題がある

成果が上がらないときは、スタッフではなくリーダーに問題がある場合が多いです。 もちろん、スタッフの能力の低さや失敗は全てリーダーの責任ということを言いたいわけではないのですが、それを含めて成果を出すのがリーダーの職務であるからです。 メンバ…

チームに「チームリーダー」は要らない

強いチームを作るには、メンバー一人ひとりが考えて自主的に行動できることが条件の一つだ。 しかし、「チームリーダー」が存在することで、メンバーに「リーダーのために」「リーダーの考えている通りに」などと忖度するような考えが芽生えてしまう。つまり…

情報収集が目的となってはいけない

「手段」の「目的」化がいけない。 その情報を「何に使うのか」「何のための情報か」という活用の目的が肝心だ。 情報過多の時代、色々な情報に目移りしたりすぐに時間が過ぎてしまい、時間の無駄になってしまう。

他人を恨むな

他人のせいだと思いたくなることは誰でもある。 あの人がアドバイスをくれなかったから、あんなアドバイスをされたから、あの人がミスをしなかったら・・・。しかし、そのほとんどは自分がしっかり準備していれば防げたものだ。 100%他人のせいということは…